岩手県「横軸連携」の実践(宮古市立鍬ヶ崎小・宮古市立津軽石小・盛岡市立山岸小・盛岡市立向中野小・花巻市立南城小) No.10
- 公開日
- 2013/04/02
- 更新日
- 2013/04/02
写真で見る学校紹介
平成24年8月2日早朝、夏の熱い日差しの中、花巻市内各小学校の児童代表2名、計37名が花巻から、バスで釜石へと向かいました。
児童たちが、震災で被害を受けた釜石市を訪れ、津波被害の受けた校舎を実際に見たり、被災された地域の方からお話を聞いたりすることで、津波の怖さや復興に向けて頑張っている姿を肌で感じ取ってほしいと願って計画したものです。
釜石市で児童が目にしたのは・・・
バスが釜石市街地に入ると、廃墟となったビルが点在し、まだ被災の跡が残っていました。児童は想像を絶する街並みに、驚きと恐怖感で声も出ませんでした。
最初の見学地である唐丹小学校は、津波を受けた状態のままで残っていました。想像を超えた被害の状況を児童は目の当たりにして、津波の凄まじさをまざまざと感じ取ったに違いありまん。
その後、今の唐丹小学校仮校舎を訪問しました。夏休み中にもかかわらず、唐丹小学校の6年生が出迎えてくれました。唐丹小の児童たちの元気な挨拶や明るい笑顔は、花巻の児童にとって光輝くものでした。
午後は、釜石市教育センターに移動し、河東眞澄氏(前釜石市教育長)から、被災の様子についてのお話を聞きました。
今回の釜石訪問に参加した児童は、自然災害の恐ろしさや、地域の人々が復興に全力を挙げて頑張っていることをわずかでも体感できたのではないかと思います。